FXの「円高」「円安」とは？

テレビを見ていると、ニュースでよく「今日の東京外国為替市場午後5時の終値は昨日に比べて50銭の円高です」とか「30銭の円安です」ということを耳にするかと思います。

このように毎日、
1ドル=100円や、
1ドル= 90円などと為替レートが変わります。

そして、100円と90円はどちらが「円高」で「円安」でしょうか？

「円高」「円安」とは

答えは90円が「円高」で、100円が「円安」となります。

「円高」「円安」は円が米ドルなどの外貨に対して、ある一定の地点からどちらに動いたのかを表してます。

今手持ちの円でどれだけのドルを買うことができるかを考えるとわかりやすいと思います。
1万円持っていたとき、
1ドル=90円であれば、1万円を111ドルと交換することができます。
一方、1ドル=100円であれば、1万円を100ドルとしか交換することができません。

このようにドルを基準に考えるため、
90円のとき、1万円を111ドルに交換できるため「円高」、
100円のとき、1万円を100ドルしか交換できないため「円安」、
となります。

同じものを手に入れるのに、より多くのお金を払わなければならないということは、それだけ通貨（円）の価値が「弱い」＝「安い」ということになります。これが「円高」「円安」の基本的な考え方です。

商品の売買する商売では安く買って高く売ったときに利益が出るのはご存知かと思います。

これと同じように100円で1ドルを買い、110円で売って円に戻せば利益が10円出ることはすぐに理解できるかと思います。

ただし、1ドルが100円から90円と円高になったときにFXで利益を出すことはできるのでしょうか？
この場合に関してもFXで利益を出すことができます。
FXは「売りから入る」ことができるため1ドルを100円で売って、90円で買い戻せば10円の利益を出すことができます。